『北の国から』は、最初の連続ドラマからその後のスペシャルドラマを含め、タイムリーには一度も見たことがなかった。

俺がサラリーマンとして最後に所属した会社の後輩が『北の国から』の大ファンで、飲むたんびに『北の国から』の良さを聞かされていた。はじめは全く興味がなかったのだが、何度も良さを聞かされているうちに、そこまで言うのならと思って見始めた。シリーズ最初の連続ドラマはとても面白くて、一気に見てしまった。

その後のスペシャルドラマは時間をかけて少しずつ見ていって、ようやく今夜、シリーズ最後の『2002 遺言』を見終わった。

連続ドラマのDVDを見始めてからここまでたどり着くのに5、6年かかったろうか。前回の『’98時代』のDVDを見たのは、だいたい1年前だった。本当はすぐにでもこの『2002 遺言』を見たかったのだが、大好きなドラマの最終章を見るというのはとても寂しかったので、この日をずっと先延ばしにしていた。

『2002 遺言』では正吉役の俳優が出演していなかったのがやはり残念だった。役者以外の仕事をしていて本業のほうが忙しかったため、出演を辞退したようだ。

この『2002 遺言』には賛否両論あるようだが、まあ最後の締めくくりとしては無難にまとまっていたのではないかと思う。でも、もし最初の連続ドラマからこのシリーズをタイムリーに見ていたとしたら、21年間、見続けてきた最後としては少し不満が残る内容だったかもしれない。

『北の国から』で一番好きだったシーンは、連続ドラマのときに、蛍が母親役のいしだあゆみが乗る電車を追いかけるところだ。ボロボロ泣きながら一生懸命に電車を追いかける蛍は、見ていてジーンとくるものがあった。

『2002 遺言』のその後を見てみたい気もするが、五郎の親友の中畑を演じていた地井武男も先日亡くなってしまったし、もう難しいだろうな。地井さんは地味ながらも存在感はかなりあったので、とても好きだった。