俺は貧乏暮らしの独り者の割には、部屋が3つもあったりと意外と広いところに住んでいる。もちろんボロいマンションだが。

まあ根が貧乏性なせいだろう。十数年ほど住んでいて、3部屋を全く有効に使っていなかった。それどころか俺にとっては広すぎて、はっきり言って持て余して困っていた。20代前半のときに3畳一間のアパートで暮らしていたけど、狭くて嫌だと思ったこともなかったしね。

そんなわけで、今年の4月から近所に住んでいる俺の妹の長男に1部屋使わせている。甥っ子は高校3年生で大学受験に向けて勉強しているところだ。

俺は勉強嫌いだったので大したことは言えないんだけど、よくわかんないなりに俺の経験談や甥っ子の悩みを聞いてアドバイスなんかをしている。

そんな俺の話を真剣に聞いている甥っ子を見て、やっぱり若いっていいなあって感じるね。とにかく純粋だよな。不器用なりに頑張っている姿を見ると応援したくなる。夏休みの最後に受けた模試の結果もまあまあだったので、俺もうれしくなってきた。

そして俺も頑張ろうという気持ちになってきた。